松本美津男さん(下)(2004年3月号)
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松本美津男さん
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松本さんのもうひとつの顔は、肢体障害者友愛会の会長。学生時代から活動に参加し、訪問活動や公共交通機関を利用しての旅行などにも取り組んできた。
昨今は意識の変化からか、成人重度の障害者の介護ボランティアの確保なども難しくなり、また会員の平均年齢が高齢化?してきて、全体の活動はやや減速傾向。若い人の参加で、会の活性化を計っていきたいところ。
家庭では、障害者運動を通じて知り合った奥さんとの間に娘三人。女性陣に囲まれ、やや形勢不利状態。
長女は来春大学生。一時、不登校ぎみだった双子の妹達も、それぞれ定時制高校などに通い、地域活動に忙しい奥さんともども、なかなか家族がそろうことは稀になった。それでも、音楽などの話題で、娘ともかろうじて?会話は成立しているそう。新井英一、尾崎豊などのファン。
パソコンや新聞切り抜きなどの趣味?は、やりすぎて、ともすれば家族紛争のタネでもあるそうだ。他にも、方向音痴で、しょっちゅう道に迷うのでカーナビの購入なども迫られているそう。
ともあれ、いつまでも世の中の動きに敏感にあり続け、自分自身の、障害者運動とのかかわり方を今後とも模索していきたいという。
(筆者・佐々木正祥)
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