(05年10月号)
やっぱりおかしい!応益負担の押しつけ
われわれ自身の障害者施策を考える市民フォーラム、市民集会ひらく
政府が、一度は廃案になった障害者自立支援法案を参院に再上程することを閣議で決めた最初の日曜日(10月2日)、「障害者自立支援法案を超えてーわれわれ自身の障害者施策を考えあう市民フォーラム」(上の写真 午前中全体会、午後6分科会)と「障害者自立支援法案に異議あり!『応益負担』に反対する市民集会」(左の写真、右から出席し挨拶した福山哲郎参院議員、穀田恵二衆院議員、北神圭朗衆院議員、井上哲士参院議員、山井和則衆院議員 午後4時)が、五百人の障害者・市民が参加して、京都市内の京都アスニーで開かれました。
主催したのは「障害者自立支援法案に異議あり!『応益負担』に反対する大集会実行委員会」(正式名称は欄外)で、5月22日の京都テルサでの大集会、7月9日の京都市役所前の街頭集会・パレード、8月23日の京都テルサでの集いを引き継いだ取り組みとなりました。
全体会・分科会を通じて基調となったのは、「応益負担」原則と介護保険との統合を前提としない障害者施策が必要だということです。重度障害者であればあるほど負担が重くなるのは認められない、障害のある人の日常生活からかけ離れた障害程度区分では、当たり前の暮らしさえ危うくなるなど、大切な指摘が相次ぎました。
「市民集会」では国会議員5氏が挨拶、「応益負担」の不当が強調されました。その後、百人が「このままの法律では障害者の自立は困難になる」とJR二条駅までパレードしました(右の写真)。
K
なお、集会の詳細は本紙10月特別号で紹介されています。
また、この日上映されたビデオ「ひとり暮らしの歩み〜重度障害者の生活と意見」についての記事が11頁にあります。
|