編集長の毒吐録
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☆2019/10/9更新☆

「空があんなに青いのも 電信柱が高いのも 郵便ポストが赤いのも みんなあたしが悪いのよ」「郵便ポストが赤いのも、電信柱が高いのも、彼女の鼻が低いのも、み〜んな痴楽が悪いのよ」などと囃されることの多い郵便ポストです。僕らは、苦労して書き上げた郵便物(たとえば恋文、入学試験の申込・・)をポストに入れますが(SNS全盛の最近では様子が変わりましたが・・)、それは、中に入れた郵便物が無事につくこと、そして、好ましい返事があることを前提にしての行為です。

長野県上田市の郊外の小高い丘にある「無言館」近くのポストは、赤色ではなく灰色です(ところどころ)。そして、その「郵便ポスト」の横(腹)には、「開かないポスト」と書かれてあります。想像するに、これは、「無言館」の付属物でしょう。「戦争」が画学生の人生を狂わせました。「開かないポスト」なるがゆえに、「本音」が吐露できたかもしれません。「開かない」がゆえに「検閲」もありません。自由に表現できます。

絵画や工芸品、文藝や映像の命は「自由」です。「開かないポスト」は「検閲」とは無縁です。「権力の暴力」(権力の行使も金力の誇示も、「権力の暴力」です)が影響を及ぼす時、「表現」は萎縮してしまいます。「自由」が無残にも踏みにじられ、「表現」は殺されます。「表現」の踏みにじりは、「戦争前夜」の行為であり、「戦中」の常道です。「戦争」は最大の「権力」の行使です。志半ばにして、「筆」を折らざるを得なかった「無念」・・。

Smart Renewal History by The Room

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