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☆2019/10/31更新☆
近代の京都を創った12人 ⓫壽岳章子と市民運動
壽岳章子(じゅがくあきこ、1924年〜2005)は、東北帝大卒業後、京都大学大学院に進み京都府立大学教授を努め、中世語彙、言語生活史や言葉と女性の問題を研究した国語学者(『日本語と女』岩波新書など)だった。女性学者の草分けでもある。
エッセイを多くものにし(『ひたすら憲法』岩波書店など)、「憲法を守る婦人の会」や「京都・府市民団体協議会」などに関わりを持ち、地方自治をめぐる市民運動の積極的な参加者でもあった。特に、女性の人権問題を広く世間に問いかけ、公の場で女性が声を上げることの必要性を訴えた。ちなみに、僕が立候補した京都市長選(1993、96、2000)の選挙母体の代表でもあった。
蜷川虎三を代表者とする京都府政は、「憲法を暮らしに生かす」を基本姿勢としたが、それは、行政としての「府政」だけではなく府民(住民)にも期待されたものだった。京都の中部の女は、府の職員の援助も受けながら、水汲み仕事の過酷から解き放される運動に邁進したが、壽岳はそこにも援助の手を差し伸べた。
壽岳は、「京都・府市民団体協議会」の代表として、社会党と共産党の「にかわ役」となり、「住民と政党の共闘」に力をつくした。旗幟鮮明ではあるが、同時に市民の「寄り添い人」でもあった。
彼女に、<憲法の 光の中に 生きるよろこび>の句がある。
Smart Renewal History by The Room
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