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☆2019/11/21更新☆
秋はもみじの時季です。カエデのように赤くなる紅葉もあれば、銀杏(いちょう)のように葉っぱが黄色くなるもみじもあります。いずれにしても、樹々の葉っぱが寿命を終え、葉っぱの色が変わりそれらは大地に帰ります。そして、樹を含む植物や大地も、そしてなによりも人びとと動物は冬の準備に取り掛かります。「春夏秋冬」、僕は晩秋から初冬のこの時季が好きです。いろいろなことを考え、想いを巡らせることができます。
春には見事な花で僕の心を搔き立ててくれた桜の花ですが、花の後の葉っぱが秋になると、赤いような黄色のような、あるいは枯れたような色をつけて目を楽しませてくれます。拙宅の窓からも見える巨大な山桜は、春はあでやかな花で、秋には寂しげな葉っぱで愉しませてくれます。落ちた菜っ葉がまたいい。
<奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の 声きく時ぞ秋は悲しき> 人里遠く離れた奥山で、紅く染まった落葉を踏みながら、雄の鹿が雌鹿を求めて鳴いています。その声を聞くと、秋は哀愁に満ちた悲しいものだと感じます。落葉は幾重にも重なり、歩くとガサガサという音もしたでしょう。そういう心持を詠んだ歌でしょうか。華やかな世界とは違う、しみじみとした世界がここにはあります。雄鹿が雌を求めて呼びかけます。相思相愛の彼ら、呼びかけは通じたのでしょうか。
Smart Renewal History by The Room
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