|
<<前のページ
☆2020/1/6更新☆
僕の目の前で、二人が飲んでいます。愛でるように呑んでいます。お酒と焼酎、ワインです。ちゃんぽんものかわ、アルコールが口から、胃袋をめざします一人は、自他とも認める酒好き、酒量もさることながら、お酒の特徴を的確な言葉で言い現わします。僕は、障害を受ける前は、辛党でした。“斗酒なお辞さず”というと云うと言い過ぎですが、とり合えず、アルコールに目がありませんでした。
14年前、脳幹梗塞で倒れてからは、アルコールが完全にだめになり、“甘党”に変わりました。“転向”です。アルコールを一滴でも口にすると咽るのです。咳き込みます。アルコールで気持ちがよくなるのではなく、悪くなります。咽てまで、あるいは咳き込んでまで飲もうとは思いません。それでも、“吉田類の酒場放浪記”を見続けています。
この二人に限りませんが、アルコールが入っている人の会話が面白いのです。聞くのが楽しい。飲むお酒の量が増えるにつれて、饒舌になるのが一般的です。ですが、その場合、同じことを何回も繰り返す人、やたらに僕をほめあげる人、人の言うことを聞かないで会話が成り立たない人などさまざまです。”甘党”ではありますが、”辛党”をリスペクトしています。
Smart Renewal History by The Room
|