編集長の毒吐録
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☆2020/2/8更新☆

京都こども文化会館(上京区一条通七本松)の前に段差がある。こども文化会館は、北野天満宮の前、本門佛立宗本山宥清寺の隣にある。1979年、この建物は、敷地を京都市が提供、上物を京都府が提供して完成した(お披露目は82年)。「府市協調」のシンボルでもあった。「府市協調」で、一刻も早く段差をなくして欲しい。住民のための「府市協調」であって欲しい。

この土地は、北野車庫(60年時点で28両)の跡地だ。北野天満宮を出た京都市電(チンチン電車)は500mほど南下、左折(下ノ森、ここら辺に北野車庫はあった)した電車は中立売通を堀川まで走って右折、京都駅をめざした。「チンチン電車」として親しまれた市電は、61年に廃止された。

「京都市建築基準条例」(都市計画区域内において,法第42条第2項の規定に基づく道路の一端が, 道により他の道路又は公園,広場その他これらに類する空地に通じているときは, 当該道内に,若しくは当該道に突き出して建築物を建築し,又は通行上支障がある 工作物の類を築造してはならない)で、この施設に段差(バリア)があることが、「合法的」なのだ。

「公的施設」に「バリア」があることは「異常」な事でなく、「条例」に忠実な「正常」なのだ。自治体は住民のもの、「公的施設」が率先して「段差」(バリア)をなくし、「バリアフリー」の社会を創るべきではないか。

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