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☆2020/3/4更新☆
映画『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ/監督、2019年、132分、韓国)を観た。父・母・息子・娘のキム家の4人は、狭く薄汚れた半地下に住んでいる。全員失業中。ある日、息子の友人で名門大学に通う学生が、富をもたらす山水景石という岩を息子にくれる。友人は、自分の留学中、パク家の女子高生の英語の家庭教師をやらないかという。息子は報酬に魅かれてそれを受ける。 壁に男の子の絵が飾ってある。パク夫人が絵の家庭教師を探していることを聞き出す。息子の妹(娘)は、芸術療法士を装ってパク家を訪れ、採用される。 パク氏が帰ってきた。彼は夜道を女性ひとりで歩かせるわけにはいかないと、運転手に娘を送るよう言う。娘はパンティーを脱ぎ、席の下に押し込む。自車からパンティーを発見した氏は、運転手が車をカーセックスに使ったと考え解雇する。運転手がいなくなったるパクに、息子は運転手がいると言う。こうして、父も運転手として雇われる。家政婦が桃アレルギーだと知った3人は、彼女に表皮を吸い込ませる。アレルギーで咳き込む家政婦、血のついたように偽装されたティッシュを見せられた夫人は家政婦が結核だと考え、解雇する。後任に選ばれた母。4人は家族であることを隠して、就職に成功する。キム家の息子は4人が同じ臭いをしていることに気づく。 雷雨の夜、インターホンが鳴る。来訪者は元家政婦、地下に忘れ物があるから家に入れてほしいと言う。元家政婦が隠し扉を開くと、地下室に夫がいた(韓国の富裕層は北朝鮮のミサイルに備えたシェルターや借金取りから逃げるために地下室を作るという)。元家政婦は夫を借金取りから隠すため地下室に住まわせていたのだ。階段を上がろうとしていた男は、階段を下りる。階段は、進むべき方向が決まっていないものだ。しかし、階段は、“上がる”が”下がる”を象徴したものに使われる。「下層」からの脱出、「上層」からの転落・・
Smart Renewal History by The Room
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