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☆2020/3/19更新☆
いま読んでいる本は、1000ページ近くあります。重たいし、それに分厚いのです。常ならば本をテーブルに置いて、ページをめくりながら読むのですが、この本(『本を読む 松山巌書評集』、松山巌、西田書店、4600円+税)は、木で造られた書見台の力を借りて読んでいます。ちなみに、この本には、著者が新聞や雑誌に書いた書評(1983年から2016年までの33年分のそれ)500編ほどが収められています。
言うまでもなく、分厚い本が尊いという訳ではありません。思い出すのに、最初の長い本は、高校2年の夏休みに挑戦(読むという表現ではなく)した、岩波文庫8冊(米川正夫訳)の『戦争と平和』でした。大徳寺の塔頭を借りて(その寺の住職と父が友人でした)、そこに泊まり込んで、歴史年表とノートを横に置いての読書でした。19世紀初頭の欧州(とりわけフランスとロシア)を舞台にして本でした。文庫本、かつ8分冊でしたので重たくはなかったのですが・・。
『本を読む 松山巌書評集』は、残るところ150ページというところまで来ました。読了したら「読書雑記」で書きますが、著者は「書評」という形式を愉しんでいますし、僕も著者の書評を通じて「読書」ができています。テーマに沿っての大部な本もいいのですが、こういう形式の本もまたいいですね。
Smart Renewal History by The Room
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