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☆2020/3/21更新☆
昨20日、京都市北区の嵐電(らんでん)白梅町駅の改修と駅の北側を市バスのバス停にする工事が終わり、京都市バスが走りだしました。1号バスの走行開始とバス停の完成を祝うセレモニーが市長も出席して行われました。「駅舎の窓ガラスが割れていて、何年も放置されている」として、改善を求めて駅舎の所有者である京福電鉄社長に申し入れたり、署名に取組んだのが2016年、4年間の運動の締めくくり日でした。“勝利の高揚感”は勿論ありませんが、“敗北の挫折感”も又ありません。
僕らの変わることのない主張は、「白梅町の駅は、国際観光都市・京都のターミナルである。白梅町駅の先には等持院、龍安寺、妙心寺、仁和寺、撮影所、嵐山などの名所・旧跡が一杯あり、“京都文化”の入口だ」というものです。駅舎の改修に加えて、利用者に報せ、図ることなく、駅の北側の線路を取り払って、市バスの停留所にする工事が進みました。嵐電の駅とバスを至近距離で結ぼうという工事です。
白梅町駅を上下一緒の単線にして、隣の等持院駅は上下線を残すという計画です。白梅町駅の北側をバス停にするためには、北側のホームをなくす必要がありました。つまりホームが一つだけということです。南北側とも道路になっている白梅町の駅舎に、バスの発着場をつくるためにはそうするしかなかったのです。
「叡電」のターミナルと「嵐電」のターミナル(「叡電」も「嵐電」も所有者は京福電鉄です。その上には「京阪電鉄ホールディングス」が君臨しています)を結ぶ観光バスを走らせるために、白梅町駅の北側の線路は取っ払い、上下一緒のホームにするしかなかったのです。いわば、「観光京都」を売り物にする京都市と、「カネを惜しむ」京福との「思惑」がぴったり一致してのてことでしょう。
Smart Renewal History by The Room
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