編集長の毒吐録
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☆2020/3/28更新☆

南西諸島(種子島、馬毛島、奄美大島、沖縄本島そして宮古島、石垣島、与那国島をいい、それは台湾(与那国島から111Km)まで連なっています。これらは、自衛隊の基地が造られた、または造られつつある島です。

長崎県の佐世保に水陸機動団、馬毛島には米軍の空母艦載機であるF35戦闘機の離発着訓練場が造られようとしています。また、後方部隊の巨大な兵站基地が計画されているようです。このパンフレットには、自衛隊基地の建設をめぐる状況が克明に書かれています。

『宇宙に広がる南西諸島の軍備強化』(発行者:大軍拡と基地強化にNO!アクション2019、 300円、購入は杉原浩司さんanti.arms.export@gmail.comまで)の著者である前田佐和子さんは宇宙科学者(元京都女子大学教授)です。 この本は、先生が送ってくれたものです。

安倍政権は「日本を取り巻く安全保障をめぐる戦後最大の危機」「中国、北朝鮮の脅威」を繰り返してきましたが、そのキャンペーンの前で、新基地建設と新兵器配備への疑問や反対は消されています。佐和子さんは、宇宙の視点から、この課題と格闘してきました。秘密に包まれた世界を、公開されている限られた情報を専門家の立場から分析したのがこの本です。宇宙を含む空間を超高速で飛ぶ物体の位置をどうやって割り出すのか、そんなことを京都で聞きました。お薦めの1冊です。

「共存」への不安ー与那国島/生活圏に侵入する自衛隊ー奄美大島/水汚染と弾薬庫の危険ー宮古島/誘致派市長との攻防ー石垣島/水陸機動団と島嶼防衛戦争/軍民混在の島嶼防衛戦//ミサイル誘導の仕組み/準天頂衛星は測位衛星/主導したのは財界/「宇宙安全保障」への急傾斜/宇宙デブリと衛星破壊実験/集中する追跡管制局/南西諸島上空の電離圏異常/暗号化信号を部隊運用に利用する/「ポスト・ミサイル戦争」としての島嶼防衛戦争/「はやぶさ2」と共通の技術を採用/新宇宙戦争の技術開発へ

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