編集長の毒吐録
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☆2020/5/12更新☆

【読書雑記635】『ふたりのエース 障害のある人と65歳の誕生日』(浅田達雄・秋保喜美子、萌文社、667円+税)。多くの障害者は、「障害があるから」ということで片付けられてきた。それは、「障害者差別」につながった。国の制度も例外ではなかった。

65歳になったとたん、「あなたは健常者と一緒です」として障害福祉サービスを打ち切られ、介護保険に移行させられた。支援時間が容赦なくカットされ、今までになかった利用料負担が生活に重くのしかかった。65歳の誕生日からの2人の生きようを辿る。自立支援法違憲訴訟(僕も原告だった)、浅田訴訟の背景にどのような要求があったのか、そして闘い抜いた強さはどこにあり、開花したのか。

65歳の誕生日を笑顔で迎えたい  浅田達雄/第1章 1948年2月16日岡山県の片田舎に仮死状態で生まれた/第2章 私は何か間違ったことをしたのか?/第3章 浅田訴訟・65歳問題・介護保険優先原則//どんな時も必死なんです! そんな自分が私は好き!  秋保喜美子/第1章 「良い子?」/第2章 青春時代/第3章 結婚・地域生活、そして子育て/第4章 障害者自立支援法違憲訴訟

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