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☆2020/9/19更新☆
毎朝8時15分、僕は連れ合いの肩と身体を借りて、15分ほど家の周りを歩きます。僕にとっては、足を使って歩く唯一の機会です。萎え行く足を使って歩く唯一の貴重な機会です。ご近所の方に朝のご挨拶をし、登校する洛星中高生と「向き合い」、職場に急ぐ働く人と「向き合い」、背中を見る機会です。もちろん、二人は「会話」もします。忙しい連れ合いの肩と身体と口が、僕の「歩行リハビリ」にとって貴重です。
「●〇✖×ディスタンス」ものかわ、二人はこれ以上は無理という近さで歩きます。距離をとると僕は歩けません、数日は歩かないことは可能でしょう。しかしながら、何日もそれが続くと足と身体のバランスが萎え、ガタガタになるでしょう。何日も雨などで歩けなと、歩いた時の違和がそのことを示しています。「仲がいい」だけではないのです。
ところで、10月には、僕らの共著が出ます。題して、『「連れ合い」と「相方」―「介助される側」と「介助する側」』(井上吉郎・池添素、ウインかもがわ、1200円+税)、読んで見て下さい。
序章 「非障害者」の60年/第1章 脳幹梗塞で倒れる/第2章 自死を図った/第3章 セカンドオピニオンをとる/第4章 京都の2つの病院/第5章 15ゕ月ぶりのわが家/第6章 飛行機に乗って、2つの旅 @韓国への旅A沖縄への旅/第7章 社会との接点愛を求めて @きょうされんの研修会に参加A佛教大学で講義するB京都市長選挙で中村和雄さんを推した➃「いこいの村」に行くD裁判の原告になるE障害者の施策をめぐって➆2016年の参院選の「分析」に挑戦したG人びとの憲法/第8章 津久井やまゆり園事件 @事件を貫く「優性思想」の考えA事件の背景に自己責任論/第9章 「無言宣伝」への参画/終章 胃ろうで「食べる」
Smart Renewal History by The Room
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