編集長の毒吐録
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☆2020/11/15更新☆

【『「連れ合い」と「相方」―「介助される側」と「介助する側」』(井上吉郎・池添素、ウインかもがわ<〒602-8119 京都市上京区出水通堀川西入亀屋町 321 TEL075-432-3455  FAX075-882-8053 メール saito@win-k.co.jp>、1200円+税)普及の記❾】 11月15日の『しんぶん赤旗日曜版』『京都民報』に広告が載りました。あわせて、『しんぶん赤旗』の「かもがわ出版」の広告にも連れ合いの本と一緒に広告が載りました。本を読んでの感想が引き続いています。

<本を読みました。06年8月に井上さんが脳幹梗塞で「受傷」してからのお二人の努力と想い、そして生き方を飾らずに書かれており、そして、私と妻のの前向きの構えを立て直して「無言宣伝」「裁判の原告団」「学生などへの講演」など挑んでこられた、14年間。頭間も「介助する側」と「介助される側」にあり、共感しながら一気に読みました。なによりも、井上さんの前向きの努力、社会参加への熱い思い、そしてその行動力は驚くばかりです。

若い頃一緒に労働組合運動などをしていた時にも、井上さんの楽天的とも言える前向きの姿勢、そして豊かな発想力と行動力に驚かされ、「学ばなければ」といつも思わされていましたが、その井上さんが一度は「自死」を試み、そこから持ち前が下がります。

「連れ合い」の池添さんの「相方」への心を寄せての介助。池添さんの「最善と最悪をいつも考えて」は、私も同じ思いでした。当初は「なんとかして元に戻らないか」と鹿児島大の先生のリハビリが効果があると聞き、鹿児島に行けないかと考えたり、徳島大の先生の講演を聴きに行ったり、知り合いの言語聴覚士めざす娘さんに援助を頼んだり、とにかく「最善を」と思って必死でした。同時に、仕事で家を空けた時には、家にかえるまでは「倒れていないか」と心配したり、夜も寝息が聞こえないような時は、「脳梗塞が再発していないか」と不安になったりです。一度は、留守中に倒れており、自分では起き上がれず、床に転がっていた時には驚きましたが。

井上さんと池添さんのお互いを思いやり、そしてお互いを一人の人間として尊重しあっている姿が、この本から伝わってきて心が温まります。ありがとうございます>

<吉郎さんと池添さんの『「連れ合い」と「相方」 「介助される側」と「介助する側」』を読む。新婚(再婚)直後に病で倒れ、壮絶な介護。強い社会的視点を失わずに、生きるそういう生き方がすごいって正直思う。率直な、葛藤をくり返しながら、しっかり生き抜き、発信し続けるのがすごい。だけど、そこに至る過程の、さまざまな思いを、今回初めて知ったこともふくめ、すごいなあと思う。目標のお二人だけど、なかなか、自分は無理だなあと思ったり、少しでも近づきたいと思ったり、なかなか課題の大きさにたじろいだり、いろいろ、いろいろ>(❿に続く)

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