編集長の毒吐録
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☆2020/12/5更新☆

【読書雑記692】『ひと・ヒト・人 井上ひさしベスト・エッセイ続』(井上ユリ編、ちくま文庫、900円+税)。もちろん創作もいいのだが、エッセイも好きだ。なかでも人間を対象にしたものに魅かれる。おそらく、ひさしの人間好きが、人間観察に結びついているのだろう。

没後10年、数多くの小説・戯曲を残し、社会的問題への発言も最後まで続けた著者のベスト・エッセイの第2弾。道元、平賀源内、安藤昌益、吉野作造、アンネ・フランク、宮沢賢治、菊池寛、司馬遼太郎、松本清張、千葉茂、ビリー・ワイルダー、渥美清、黒柳徹子、母親など、尊敬し憧れた人、影響を与え合いながら仕事をした人の人物像や作品を書いたエッセイだ。<1 光ほのかに/2 カナシイ夜は「賢治全集」/3 世界の真実、この一冊に/4 二人の亀治/5 好きだからけなせる/6 スペイン女優の大きなハンドバッグ

ひさしの文章が読める幸せをかみしめたか。あたかも「今に生きるひさし」を読み対話しているかのようだった。『ベストエッセイ』の」シリーズの第2弾、前回は、山口瞳、田中小実昌、森毅、向田邦子、中島らもなどを扱った。彼のエッセイは、小説よりも味わい深いとは僕の思いすごしか?文章として残るということは、時代を超えるということだとあらためて感じさせられた。

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