編集長の毒吐録
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☆2020/12/18更新☆

<きのうを振り返りあしたを見晴るかす21>【雪の白梅町駅頭】 毎週月曜日のアサ、京都北野白梅町のターミナルで、特定秘密保護法に反対し、集団的自衛権行使容認路線に異議を申し立てる「無言宣伝」を続けて8年を迎えた。1時間余、車いすに座ったままなので、疲れることはない。積雪があったアサ、さしもの雪も消えている駅前で座った。気がついたのは、「名残の雪」というほどではないが、とけ残って小島のように残っていた雪の塊。あたりの雪は融けて、そこだけが残っていた。雪景色はさまざまな感興をもたらすが、とけ残った雪はタバコの「ポイ捨て」の目標になった。タバコ自体はなくなっていたが、フィルターは残っていた。

めったやたらに「ポイ捨て」ができないとき、「残雪」は恰好の目標になる。むかし読んだ小説に『減反神社』があった。勤め先から、バスで帰ってくる男、バスの中で我慢していた小便をする。その時、バス停近くにある石が目標になる。みんなが同じように小便の対象にすることで、石がある田んぼの周辺がチッソ過剰になった。弱り果てた農民は、石を「神様」にすることで「小便攻撃」をかわす。そういうストーリーだった。

いつか、雪は融けるだろう。そしてその跡に、タバコのフィルターが残るだろう。その時、「何でこんなところにタバコのフィルターがあるのかな?」という疑問を投げかける人がいるだろうか。誰かが掃除をしてフィルターは目につかなくなり、何事もなかったかのような広場が姿を表わすのだろうか。

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