|
<<前のページ
☆2021/2/11更新☆
右京区に臨済宗妙心寺派の大本山、妙心寺があります。禅宗のお寺です。アジア太平洋戦争後、昭和天皇が退位した時、このお寺で暮らす案があったと言いますが、むベなるかな、広い寺域でした。その妙心寺の塔頭の一つに霊雲院がありますが、ここの入口に傾斜が造られていて、車いすでお参りしやすくなっています。
霊雲院に、西田幾多郎(にしだきたろう、1870年〜1945)のお墓(ほかに2つあります)があり、入口に「西田幾多郎先生墓」と書かれた石碑が立っています。日本を代表する哲学者であり京都学派の創始者とも言われる人です。代表的著作に『善の研究』(1911年)がありますが、彼は禅宗に帰依していて、そういう意味で霊雲院とは縁がありました。
京都盆地の東、東山の麓を、南から北へと(京都盆地唯一で、人工河川・琵琶湖疏水だけがなせる技です)と琵琶湖疏水の分線が流れていますが、これに沿う道は「哲学の道」と呼ばれています。西田は1912年から22年まで、道に面した木造2階建ての家に住んでいました。河上肇もこの道を散策したそうです。ちなみに梅原猛(九条の会の呼びかけ人でもありました)も借家として使かったこの家は、マンション建設のため2016年に解体されました。「京都崩壊」です。「思索の径」に間もなく「関雪桜」(かんせつざくら)が咲きます。
Smart Renewal History by The Room
|