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☆2021/2/12更新☆
【読書雑記712】『障害のある人と優生思想』(藤井克徳ほか、やどかり出版、1000円+税)。短い論考を集めたブックレット、充実している。研究者は史的分析から、当事者は生活上の体験から、家族は寄り添い人としての願いから出発し、それぞれの立場だけが書ける小文を寄せる。
これらの声が、「健康人」にも、「優性思想」を我がこととして受けとめることにつながる。問題の解決には、「我がこと」として捉え考えられる人を増やすことだ。障害者権利条約を活かし、差別のない社会を目指すことの必要性に迫られているなかで、相模原やまゆり事件は起きた。事件では、優生思想が問われている。本書は、優生思想とは何か、また実際に障害者はどのように差別され、その中で生きてきたのかを述べる。インクルーシブな社会は、こういった差別事件が起こらないことを目標にしているが、優生 ないし、人にも上手く説明できない。
報告 優生保護法下の強制不妊手術の問題に関して/総論 強者だけの社会が理想なのか!「やまゆり園」事件が今に問うもの―障害者権利条約を社会の隅々に/基礎講座 優生学の歴史と日本の今の課題当事者・家族のおもい(日本に生まれた悔しさ/子どもを産み育てる権利を奪われたろうあ者 あなたはあなたのままでいい/津久井やまゆり園殺傷事件から3年―今、思うこと、伝えたいこと/精神障害者だって、恋愛しても、結婚しても、子ども産んでも育ててもいいじゃん)/特別寄稿 強制不妊手術と民主主義
Smart Renewal History by The Room
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