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☆2021/3/24更新☆
≪読書新世≫❾・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『「法の番人」内閣法制局の矜持 解釈改憲が許されない理由』(阪田雅裕・川口創、大月書店)は、第61代内閣法制局長官(2004年〜2006年)だった阪田さんに川口さん(弁護士)がインタビューする形式の本、阪田は<いわゆる「護憲」の立場で平和憲法を守ろうとか、9条を守ろうとご主張されているのではありません>と川口は言っている。二人は<立憲主義の破壊に抗うという一点で一致>して論をすすめる。 安倍政権の「解釈改憲」で集団的自衛権を行使するという無謀に立ち向かう人がここにもいた21、ということだろう。 <集団的自衛権という概念は・・国連憲章51条で初めて登場したものです。・・ベトナム戦争も、旧ソ連のハンガリーやチェコへの侵攻も、戦後の大国の戦争はみんな集団的自衛権の行使の名のもとに行われた><集団的自衛権にあたる実力行使については、一貫して9条との関係で許されないと解してきた><集団的自衛権も、国際法上は適法であっても憲法によって認めないというのが国民の意思だ>
2021年で、『ある徴兵拒否者の歩み トルストイに導かれて』(北御門二郎、みすず書房)の著者・北御門二郎(1913年〜2004年)の没後17年になる。『戦争と平和』『アンナ・カレー二ナ』などの翻訳者として名高い彼は、反戦・平和の働き手でもあった。兵役拒否者であった彼は、戦後も戦争と軍隊を憎んだし、憲法9条擁護者だった。政権が「戦争する国」づくりに舵を切ろうとする今、著者の「絶対平和」が輝いている。 <戦争は如何なる美名を以て粉飾しようとも、罪悪たることを免れざること/従って戦争に荷担乃至協力することは、極力避けざる可なること/人から殺されることは罪悪にあらざるも、人を殺すことは罪悪であること><陸海空軍その他の戦力はこれを保持せず・・という絶対平和の理念は、精神的には強く日本民族の心の中に生きている><トルストイが私にとって大事なのは・・いかなる口実によっても互いに殺戮しあうべきでないと教えたことによる>
Smart Renewal History by The Room
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