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☆2021/5/21更新☆
【読書雑記738】『9条改憲 48の論点』 (清水雅彦、高文研、1200円+税)。「憲法改正」は有権者にとって「重要度」が低い問題にもかかわらず、政権は着々と手を打っている。自民党が2012年に発表した「日本国憲法改正草案」(今も有効!)は天皇主権・基本的人権の制約、「国防軍」の保持を主張する国家主義を前面に押し出した内容になっている。
この「改憲草案」は、天皇の国家元首化、基本的人権の制約、「国防軍」の保持を主張する国家主義≠前面に押し出している。前政権は国家安全保障会議、秘密保護法、戦争法と着実に下地を作ってきた。いよいよ「本丸」だ。
著者は、日本の軍事大国化と人権の抑圧をもたらす「憲法改正」を阻止し、日本国憲法の理念を学び、その実現のための48の論点をQ&A形式にしてわかりやすく、イラストや図版を取り入れて解説する。
たとえば、「第1章 憲法と平和主義に関する基礎知識 Q01 憲法とは何ですか?」との問いに、「A.暴走する危険性のある国家を縛る法のことです」と指摘する。「第2章 戦争法の問題点とは何か Q10 なぜ安倍政権は『解釈改憲』(=集団的自衛権の行使容認)を行ったのですか?」との問いには、「A.憲法改正は困難と判断したためです」と指摘し、「第3章 9条改憲の問題点とは何か」では、「Q42 そもそも改憲をどう考えたらいいのですか?」の問いに、「A.憲法によって縛られる国家権力の側から出てくる改憲論は要注意です」と回答。
「Q40 12年自民党改憲案の緊急事態条項にはどのような問題がありますか?」では、「A.この改憲だけでもナチスの再来をもたらしかねない危険な内容です」としている。「第4章 改憲論にどう対抗すべきか」では、取り組みに向けた6つの考え方が書いている。
Smart Renewal History by The Room
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