編集長の毒吐録
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☆2019/5/8更新☆

ドキュメンタリー映画『誰がために憲法はある』(井上淳一/監督、2019年、日本、69分)は、松元ヒロの、「私の姓は日本国、名前は憲法です・・最近、変なうわさを耳にしたんですが。私がリストラ(改憲)される・・」という独白を、渡辺美佐子が演じる。松元ヒロの「芸」を盗み下敷きにして、渡辺美佐子の「芸」が成り立つ。

芸人・松元ヒロが舞台で演じ続ける日本国憲法前文を擬人化した「憲法くん」を基にした渡辺美佐子(井上淳一監督の作品)の仕事だ(ちなみに、今年2019年8月18日午後2時から福祉広場で、松元ヒロの独演会を行う。4年連続、投げ銭1000円)。

これを間にはさんで、初恋の人を広島原爆で亡くした渡辺美佐子(これは本当の話)が続けている慰霊の旅と、何人もの女優による原爆朗読劇のドキュメントが描かれる。朗読劇は渡辺が中心となって同世代の女優たちと33年間続けてきたもので、2019年が最終公演になるとか・・。戦争の記憶と彼女らの思いがあふれ、語られる。

 監督は「このまま安倍1強の政治状況が続けば、改憲は現実のものとなり、もしかすると19年の憲法記念日は、現行憲法で最後になるかもしれない。演劇界は俳優や演出家、制作者が中心となって15年から、毎月19日に、改憲反対の駅前スタンディング運動を展開しているというのに、映画界にはまったくといっていいほど危機感がない。この映画は、そんな映画界への挑戦状でもあります。憲法に込められた理想がいかに大切か、今こそ、ひとりでも多くの人にこの映画を見て欲しい」と言う。

Smart Renewal History by The Room

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