編集長の毒吐録
<<前のページ

☆2019/5/10更新☆

【読書雑記536】『「社共合同」の時代 戦後革命運動史再考』(河西英通、同時代社、5800円+税)。忘れさられた、あるいは忘れられた戦後革命運動史と言えようか。1950年を前後して、北の国、取り分けて青森県を拠点とする「社共合同」の動きを克明に後付けた本。青森には、大沢久明(社会党代議士、津川初当選時共産党県委員長)と津川武一(医師・作家、共産党代議士)という突出した革命家がいたのだが、2人の存在抜きには「社共合同」の歴史は語れない。

1948年12月13日、青森県で共産党と社会党が合同大会を開催し、統一革命党をめざす「社共合同」始まった。なぜ、青森県で、なのか? その動きは戦後革命史にどう位置づけられるのか?「社共合同≠フプロデューサー」といわれた伊藤律、社会党から共産党に移った大沢久明、共産党で大沢を迎えた津川武一らの動きを、関係者の証言を丹念に拾うことで、「社共合同」の実態の一端を明らかにし、その歴史的意味を洗いなおす書。

 序章 社共合同とはなにか●第一部 社共合同の形成と展開/第一章 人民戦線の模索/第二章 救国民主連盟と共産党/第三章 人民戦線から社共合同へ/第四章 社共合同路線の成立/第五章 社共合同の展開●第二部 社共合同の地域的構築/第六章 青森県社共合同前夜/第七章 青森県社共合同の誕生/第八章 青森県社共合同の拡大/第九章 青森県社共合同の行方/第十章 青森社共合同の思想●第三部 社共合同の彼方/第十一章 社共合同の全国的展開/第十二章 社共合同の東北的展開/第十三章 コミンフォルムと党分裂/第十四章 六全協とスターリン批判/終章 戦後日本と地域社会の中の社共合同

Smart Renewal History by The Room

閉じる

First drafted 1.5.2001 Copy right(c)福祉広場
このホームページの文章・画像の無断転載は固くお断りします。
Site created by HAL PROMOTIN INC