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☆2019/8/17更新☆
【読書雑記562】『いつからでもやりなおせる子育て 第2章』(池添素、かもがわ出版、1200円+税)。書名が示しているように、「子育て」にはエンドがない。誰もが親を持っている。「親」は「子」よりも年長であり、「人生」の先輩であり先達だ。しかしながら、「子ども育て」に悩みを抱える大人は少なくない。本書はそういう悩みを抱える親や祖父母、あるいは関係者の悩みと疑問に答えてくれる好著。
本書が類書と違うのは、書かれている事柄が、頭の中から生み出されたものでなく、かつ「文献」をつまみ食いしたものでもなく、あるいは小耳にはさんだ事柄でもないことだろう。著者の豊富な相談の活動I(事務所で幼稚園や保育園、あるいは学校やご家庭で)で見聞きした活きた悩みをもとにしている生み出されたものであることだろう。だからこそ、悩みに共感できるし、問題解決の糸口が得られる。悩みが生きていて、解決の方向が納得的だ。
大人が持つ「価値観」で子どもを「理解」し、その「価値観」を子どもに押し付ける。結果、子どもの訴えや主張に耳を傾けない。それは、子どもの「発達の芽」を摘んでしまう。
もちろん、本書は、子どもとその親、祖父母、関係者を直接の読み手と想定している「子育て本」だ。しかしながら、本書は、「人間の生きざま」、人生における人との付き合いを描いた本でもある。だから、「子育て」とは直接関係しない人にも読んで欲しい。
版元は、「ネットやマスコミにあふれる情報に翻弄され、定型どおりに進まないわが子の子育てに自信が持てない親たち。発達を理解し、その子らしさを理解し、ゆとりをもって関われるために、今、おとなができることを提案します』と言っている。
Smart Renewal History by The Room
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