2014/8/11 | 何かをやり遂げることがどれほど難しいことかを、普段は努力すれば何とかなると思い込んでいる自分が再認識するには、その現実を目の当たりにすることで教えてもらうことでした。 そして、成功や達成、終了には様々な形があることも教えてもらいました。無事何事もなく終わることだけが成功ではないこと、準備万端で臨んでも無事に終われるとは限らないこと、でもそれは失敗ではないこと。言い尽くせない不全感はたくさんの涙と思いやりとねぎらいと感謝に包まれました。そしてそれは終わってからも続いています。 48回全障研滋賀大会は台風の進路に左右され、思いのほかのろい歩みに大会二日目の分科会を直撃しました。早朝に中止の判断をし、連絡を徹底し、参加者が無事に帰路につけることを最優先にした判断でした。 しかしそれだけではすみません。すでに準備をしていた分科会会場の撤収やあとかたずけなどの仕事が残っています。文字通り嵐の中を要員の皆さん100名ほどは会場に集まり、見事なチームワークで終了し、最後の集まりでは、熱い涙とともにお互いの口惜しさをねぎらいました。 会場の外では、足止めを喰ったホテルでレポート発表を聞く分科会が実施されていました。新幹線の中でも、電車の中でも、いろんなところで、レポート発表を次どこでするのかが話し合われていたそうです。各支部でその経過鵜が進むことを期待しています。 2年以上準備をしてこられた現地実行委員会の皆様の努力と苦労をひしひしと感じた参加者は、その苦労に報いたいと今日から現場で大会全体会の感動を力にしています。バトンは受け継がれています。 岐阜や京都のメンバーは大会開催を控えて他人ごとではない気持ちでこれからの準備を始めます。大会後の新しい日々は滋賀大会での感動を胸に始まっています。障害者を巡る情勢だけでなく日本の国全体が、平和をないがしろにする動きの中にいます。非国民と呼ばれない社会に逆戻りさせないためにも、ねがいをを光にして、その光をたどって前に進みたいと思います。滋賀の現地実行委員会の皆様お疲れ様でした。(いけぞえもと) |