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☆2019/12/8更新☆
昨7日夜、「嵐電白梅町駅改築と市バス路線を考える会」の設立総会が開かれ、長寿会の会長や住職、町内会長など19人が参加しました。京都市北区の西南端の3学区(大将軍、衣笠、金閣)の住民です。
京都市、交通局、北区、京福電鉄など5組織は、ようやく、12月23日に「京福電鉄 北野白梅町駅リニューアル工事について」と題する住民説明会を開きます。これまで説明会開催を頑なに拒んできた京都市と京福電鉄に対する大勝利ともいうべき成果です。
白梅町駅の北側の線路を取り払い、市バスの停留所にする工事が進んでいます。隣の駅が等持院です。等持院は、上下二車線の駅になります。白梅町を上下一緒の単線にして、隣の等持院は上下線を残す計画というです。何故そうなったのか?実は、白梅町の北側をバス停にするためには、北側のホームをなくす必要があったのです。南北側とも道路になっている白梅町の駅舎に、バスの発着場をつくるためにはそうするしかなかったのです。
「叡電」のターミナルと「嵐電」のターミナル(「叡電」も「嵐電」も所有者は京福電鉄です。その上には「京阪電鉄ホールディングス」が君臨しています)を結ぶ観光バスを走らせるために、駅の北側の線路は取っ払い、上下一緒のホームにするしかなかったのです。いわば、「観光京都」を売り物にする京都市と、「カネを惜しむ」京福との「思惑」がぴったり一致したとも言うべき計画です。
2016年7月17日午後1時すぎ、駅からすぐの踏切で、電車とタクシーが衝突しました。タクシーの運転手が腰の骨を折るなど全治6か月の重傷を負いました。目撃者は、踏切の遮断機が上がったままだったと証言しています。府警は、踏切の動作に関する安全対策を怠ったとして、業務上過失傷害容疑で同電鉄の運輸課長ら社員4人を書類送検しました。
電車事業者にとっての最高価値は“安全”です。そんなことを閉会挨拶で述べました。
Smart Renewal History by The Room
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