編集長の毒吐録
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☆2020/1/18更新☆

吉本興行ホールディングスと京都市との契約は不当だとして、京都市の監査委員会に、再考するように異議を申し立てていますが、昨17日、監査委員会(監査委事務局は京都市役所の南にありました)に意見をいう機会がありました。以下は、そのときのものです。

異議あり!「ステマ」     井上吉郎(北区)

京都市は、吉本興行ホールディングスと市政情報発信について契約を結んでいます。それは、「吉本芸人」を使ったもので、ステルスマーケティングという手法を使ったものです。「吉本芸人」が、SNSで発信することがそれで、その発信は、「自主的」なもののように、見る人は錯覚します。「吉本芸人」が自主的に発信したものであるかのように「錯覚」します。それこそがこの「契約」の狙いで、「有名人」の自主的・自覚的な「つぶやき」であるかのように、「発信」は映ります。「吉本芸人」の発信が会社の意向そのものであり、その背景に、金銭を伴った吉本興行ホールディングスと京都市の「契約」があるとは思わないでしょう。市民は、「吉本芸人」の自主的な発信と考えます。

これこそが、ステルスマーケティングの典型、そのものです。「発注者」である京都市の姿は見えません。市は姿を隠しています。                        
                ☆
吉本興行ホールディングスは、「今回のツイートが京都市のためのプロモーション業務であるということは世間一般にご理解いただけるものと考えております。」と言っていますが、とんでもない言い訳です。「だまし」そのものであり、「だまし芸」とは言い過ぎでしょうか。

また、吉本興行ホールディングスはこうも言っています。「SNSによるPR業務の対価についてですが、一般にインフルエンサーマーケティングの費用は、1フォロワーあたり1ツイート3〜8円程度が相場であるところ、当時のミキのフォロワー数は昴生113,605 人、亜生が213,018 人であり、それぞれ2回ずつのツイートをいたしました。

2人合計で30万以上のフォロワーに対して2回ツイートしたと考えても、本件の100万円という対価が全く高額なものではなかったことが理解いただけるものと考えております」。「盗人猛々しい」とはこのことです。お金を払うのは市であり、吉本興行ホールディングスは受け取る側です。立場は違いますが、「共犯」です。主権者である京都市民からすると、この支出は高くて不当です。市民が知らないところで、「税金」が使われています。「主犯・京都市、従犯・吉本興行ホールディングス」の共同です。

支出は不当なものです。支出に反対です。

Smart Renewal History by The Room

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