編集長の毒吐録
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☆2020/3/8更新☆

立命館大学には、階段になっている所に、緩やかなスロープがあります。そのスロープはごく緩やかで、恐怖を覚えることがありません。安心して使えます。おそらく、法令を越える傾度でしょう。友との語らいを続けながら、利用することができます。「大学」は語らいと思索の場ですから、スロープは大助かりです。

しかし、社会を眺めると、段差がある道や、段差がある店の出入口などが大多数です。「共生」とは程多く、それは夢のまた夢です。段差=バリアーのある社会は、民族の違いや障害の有無、性差や貧富差を理由とする「分断社会」です。特定の人や集団を排除します。“I Have a Dream”ではありませんが、段差=バリアーのない社会が僕ののぞみです。

スロープは「社会的共通資本」を構成します。スロープは「社会的共通資本」であり、「社会的共通資本」のひとつです。スロープのお陰で、社会への参加が容易になった人びとがいます。社会が膨らみを持ち、「豊かな社会」を演出します。スロープが必要な人への「恩恵」ではありえません、大学の真ん中の広場で、保育園児のはずむような嬌声が響いていました(この大学には、校内保育園があります)。

Smart Renewal History by The Room

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