|
<<前のページ
☆2021/4/14更新☆
京都府立堂本印象美術館でやっている『椿、咲き誇る 椿を描いた名品たち』(〜5月23日)を観てきました。赤、白、ピンクなど鮮やかな花を咲かせる椿は、春の訪れを告げる花木のひとつで、いにしえから愛でられてきました。椿は常緑の葉を持ち、春に先駆けて開花することから、吉祥の花として、絵画や工芸品にとりあげられてきたと伝わります。
今回の展覧会では、椿をテーマとした作品の収集で知られるあいおいニッセイ同和損保コレクションから、尾形光琳、尾形乾山の工芸品をはじめ、横山大観、村上華岳、徳岡神泉、奥村土牛、堀文子などの日本画、さらに岸田劉生、鳥海青児、熊谷守一などの洋画もあわせ57点を紹介していました(館蔵品もありました)。椿絵を堪能しました。
堀文子の『椿之図』(1982年)は、白と赤が混ざった花と竹で編んだ花器を描いていますが。その豪華なこと、息を飲まんばかりです。こんな花が部屋にあれば、空気が一変します。山口華陽の『寒椿』(1975年頃)は、1輪の赤い花と見えるか見えないかの葉っぱを描き、そこに雪が積もっている様を描きます。静かなる庭の様子も伝わります。奥村土牛の『紅椿』(1955年頃)は、紅白の椿花を数輪描き、たくましい枝も描かれます。大地に腰を下ろす椿から「確かな希望」が伝わります。
Smart Renewal History by The Room
|