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☆2019/4/30更新☆
<「平成最後の日」に>【読書雑記533】『追跡 日米地位協定と基地公害―「太平洋のゴミ捨て場」と呼ばれて』(ジョン・ミッチェル/著、 阿部小涼/訳、岩波書店、1900円+税)。地球最大の環境破壊者は米軍。その基地はダイオキシン、核物質などで汚染されている。しかしながら日本では地位協定が基地公害を隠している。垂れ流される燃料、燃えるままの火災、海に捨てられる化学兵器、重金属に汚染された土・・。沖縄や横須賀など全国の米軍基地の隠された汚染を明らかにする衝撃の現地ルポ、必読の書。
本書は、米軍が最近でも、日本本土を有害物質で汚染している様子を示す。三沢、厚木、横須賀基地における放射性廃棄物、相模総合補給廠のPCBsとTCE、岩国基地の発癌性消火泡・・。汚染が歴史的問題ではない、つまり過去のそれではないことを表す。
米軍人に治外法権的な特権を保障する日米地位協定。米軍人が事件を起こすたびに話題になるが、これは米軍によるやりたい放題の環境破壊も隠蔽する。同時に、見て見ぬふりをして、自国民の健康を危機にさらし続ける無策な日本政府の罪も糾弾する。最大の被害地・沖縄では、那覇市を含む100万人もの人を支える飲料水源がパーフルオロ化合物で汚染されていることが発覚した。これは軍事に使われる泡消火剤に含まれる物質で、発がん性が指摘されている有害物質だ。
Smart Renewal History by The Room
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