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☆2019/5/26更新☆
生の和菓子は季節のものです。大多数の和菓子職人は、和菓子をつくる中で、季節を表現します。「四季意識」にあふれる人々は、春夏秋冬、季節の移ろいに合わせ、季節感いっぱいの和菓子をつくります。別の言い方をすれば、「四季意識」が和菓子をつくります。げに、生和菓子は、「季節のキャンパス」です。
季節を謳歌する生菓子(たとえば桜もち、柏もち)もあれば、季節の鬱陶しさを跳ね返すような生菓子(たとえば、葛餅、水無月)もあります。もちろん、これには例外があります(たとえばあわ餅屋さんのあわ餅)。
和菓子も食べ物ですから、舌で味わいます。和菓子には、多くの場合、あづきが使われていて、その甘さを舌で味わいます(味覚)。同時に見ることで、季節も「味わ」います(視覚)。前にあげた「葛餅」はその典型でしょう。これを見ることで、梅雨から夏の鬱陶しさを忘れ去ることが出来ます。最中(もなか)やお干菓子のように、年から年中並んでいるものもあります。
僕がしばしば訪ね、買い求めるお店があるのですが、この店は窓ガラス越しで和菓子を見、ブザーを押して、出て来た店のオーナーの説明が聞けます。オーナーは丁寧に説明してくれます。「量販店」では望むべくもないひとときのトークです(聴覚)。
Smart Renewal History by The Room
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