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☆2019/7/2更新☆
【読書雑記549】『幕末維新像の新展開 明治維新とは何であったか』(宮地正人、花伝社、2000円+税)。史料から浮かび出る幕末像、講演あり座談ありの本。 「明治維新期」の捉え方あるいは考え方、鎖国体制の崩壊から幕末期の朝幕(京都・天皇と江戸・将軍)関係、ペリー来航以降の、民衆の「公論世界」の世界など、通説の矛盾点を史料から丁寧に解析・分析し、反論もする。混乱する幕末維新の見方に、維新史研究の第1人者が一石を投じる。
欧米列強による日本の植民地化を阻止した明治維新と評価される。地域や、サムライ階級でない“周辺”からも、”変革“のうねりが湧き上がった。”維新“とその心ゆきから、何を引き継ぐか。維新史研究の第一人者とも言うべき著者が通説・通念に挑む。”維新“を、ペリー来航から自由民権運動までの“巨大な過渡期””長い過渡期“と捉えた明治維新論というべき書。
第1章 明治維新をどうとらえるか//一 明治維新とは何であったか/二 明治維新の論じ方/三 歴史をどう学ぶか――幕末の大阪/四 服部之總の維新史論――松尾章一『歴史家服部之總』刊行に寄せて//第2章 地域からの明治維新//一 東濃と『夜明け前』の人々/二 松尾多勢子と平田国学 /三 下野の幕末維新/四 色川三中をめぐる江戸と地域の文化人//第3章 全国に拡がっていった幕末の情報/一 風説留『筑波颪』に見る水戸浪士通過と中津川/二 幕末の鹿児島藩と情報収集 //第4章 幕末維新から自由民権へ//一 勝海舟と幕末維新/二 田中正造と維新の精神/三 幕末維新から自由民権を考える//第5章 歴史とは何か /一 歴史の恐ろしさ、面白さ―日本の近代化を例として/二 明治一桁代が面白い
Smart Renewal History by The Room
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