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☆2019/9/1更新☆
<近代の京都を創った12人>❾早川一光と医療
僕が歌『1本の鉛筆』を初めて聴いたのは30数年前、「わらじ医者」として親しまれた医師・早川一光(1924年〜2018)の歌でだった。京都生協嵯峨野組合員センターの2階で学習会が行われたのだが、早川さんは講師だった。講師でもあった僕は氏の話が聞きたくて早めに出かけた。その時、氏は手話を交えて『1本の鉛筆』を披露、戦争反対を訴えた。“ペンは剣より強し”。頭の中に響くのは、美空ひばりの歌声。
♪(1番)あなたに聞いてもらいたい/あなたに読んでもらいたい/あなたに歌ってもらいたい/あなたに信じてもらいたい/一本の鉛筆があれば/私はあなたへの愛を書く/一本の鉛筆があれば/戦争はいやだと私は書く//(2番)あなたに愛をおくりたい/あなたに夢をおくりたい/あなたに春をおくりたい/あなたに世界をおくりたい/一枚のザラ紙があれば/私は子どもが欲しいと書く/一枚のザラ紙があれば/あなたを返してと私は書く//一本の鉛筆があれば/八月六日の朝と書く/一本の鉛筆があれば/人間のいのちと私は書く♪
1974年の第1回広島平和音楽祭で創唱(松山善三・詞、佐藤勝・曲)、88年の第15回音楽祭で再びこの歌を歌ったひばり、その時、大腿骨骨頭壊死と肝臓病が蝕み、翌年死去。横浜大空襲を生き延びた彼女の体験が反映されている。『一本の鉛筆』は、日本と世界の反戦・反核の歌になった。一人でも一本の鉛筆で反戦を訴えることができる。
≪➊四方文吉(しかたぶんきち)と建物疎開❷堀川弘道と「映画の都」❸ヴォーリズと洋風の近代建築❹渡辺白泉と『京大俳句』の弾圧❺斎藤雷太郎と『土曜日』❻夏目文夫と障害者❼茂山千之丞と伝統の世界❽花谷暉一と原爆被害≫
Smart Renewal History by The Room
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