本書は、昨年の9月11日、WTC(世界貿易センター)のテロによる炎上、崩壊に衝撃を受けた音楽家・坂本龍一氏が「真実」を見極めようと、友人達とメール等による意見交換をしている中で集積した論考や記事を一冊の本としてまとめたもので、「sustainability
for peace」とは、本書の監修・編集・翻訳を担当したグループの名前である。
本書に、米国議会で、ただ一人、アメリカの報復戦争に反対した、カルフォルニア州選出の連邦下院議員、バーバラ・リーさんが、「私はいつも日本国憲法に心からの敬意をいだいてまいりました。地球全体の平和と公正のために、共に力を尽くしましょう」「I have always had the greatest respect for the Japanese Peace Constitution.
I wish you success in our common goal as we work together
for global peace and justice 」とのメッセージを寄せている。我々も旧来のいきさつや思想信条の違いを超えて、平和のための連帯の輪を広げることが今こそ要請されているのではないかと考えられる。