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☆2021/1/24更新☆
3種類ある『地図』は、『広辞苑』、2種類の電子辞書、『日本語語感の辞典』、『日本史年表』、『ヒトラー全記録』、『岩波新書解説総目録』と並んで僕の机の前に「鎮座」しています。この中で、もっとも使用頻度が高いのは新しい地図です。何回も何回も地図を読みますので、その地図の「欠陥」が目につきます。「欠陥」は間違いを意味するのではなく、あくまで僕にとっての「欠陥」であって、地図にとっては迷惑な話ですが・・。
先に、「地図を読む」と書きましたが、正確に言うと「読む」だけでなく「考える」「想像する」も一緒にしているように思います。訪ねたことのある場所では、周囲を確認しています。行った時に、見ることが叶わなかった山野、あるいは鉄道の駅や路線を地図でなぞっています。行ったことがない土地では、頭の中の知識を動員してその地を想像しています。地図は僕をもう一つの世界に導いてくれます。
クロード・ランズマンに『パタゴニアの野兎 ランズマン回想録』(人文書院)という書があります。その中では、ユダヤ系フランス人としての自己レジスタンス活動、妹の死、サルトルとの交友、ボーヴォワールとの同棲、ベルリン封鎖時代のドイツ、イスラエルへの旅などが赤裸々に綴られます。その中で彼は、ユダヤ系フランス人としての自己を問い、時代を代表する人びとの人間模様が描きます。僕は、地図で、「パタゴニア」というという土地を見つけだし、彼が監督した映画『ショア』に思いを馳せ、ヒトラーの蛮行を考えているのです。
Smart Renewal History by The Room
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