2014/3/11 | 3月11日の夜のテレビは目に焼きついています。この日から始まった被災地の苦悩はいまだに続いています。 2月の終わりに伺った石巻での家族の話は、語りつくせないことばかりで、時間の流れも止まったまま。 福島で伺った話は放射能との闘い。測って食べる、測って遊ぶ、測って暮らす毎日はこれからも。 陸前高田の友人は、なみの音を背中で聞きながら、必死で子どもたちを避難させたことを涙で話してくれる。その保育園は基礎だけを残して跡形もない。 三年間で子どもたちは確実に三歳年を重ね、大きくなっているが、どんな年月を過ごしてきたのだろうか。 仮設で卒業、仮設で入学。部活の場所は転々と。友との別れやきょうだいとの辛い別れは時々気持ちは赤ちゃんになって。そのときしか経験できないことを子どもたちは生きている。 今を生きる子どもたちの明日がどうか希望ある未来であることを。そしてその責任は私たち大人にあること。できること、やりたいこと、しなければいけないこと、してはいけないことを考えよう。(いけぞえもと) |