ひゅうまん京都:新着情報履歴

<<前のページ
2014/5/3 ちょっと用事があって拙著の『いつからでもやり直せる子育て』を読み返してみました。1刷が2001年8月発行で、ゴールデンウイークのこの時期、パソコンに向かいながら頭を抱えていました。

 あとがきを読んで、13年前にこんなこと書いていたんだと驚き、その動きを止められていないことにさらに愕然としました。私も忘れていたし、でも今とピッタリな内容なので、憲法記念日の今日再掲したいと思います。

 「私自身も二人の子どもたちから多くのことを学び、悩み、鍛えられ、親として育ってきたひとりです。時代が大きく変わり、私が子育てしてきたころよりもっと深刻な危なっかしい時代になってきました。戦後ではなく戦前だとも言われています。
 日本が世界に誇る憲法も、改憲のたくらみのまっただなかにあります。今、大人たちが子どもたちにできることは、子どもたちが生きやすい平和な21世紀の土壌を作ることだと痛感しています」

 子どもたちが生きやすい社会とは、学校や家庭の前で憲法が立ち止まることがない社会ではないでしょうか。とりわけ憲法第13条”すべて国民は個人として尊重される。生命、自由および幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で最大の尊重を必要とする”が子どもの上ににも平等に保障される社会です。

 「平和なときは年寄りが先に死に、戦争では若者が先に死ぬ」というどこかの国の格言を思い出しました。幸福追求どころか、安心してその人らしく生きることさえ否定する改憲のたくらみにどうしたらストップがかけられるのか、今年もはなみずきを見ながら考えます。

 その本のあとがきに「小さな庭に5本のはなみずきがすくっと立っています新緑の若葉とピンクと白のかわいらしい花が五月のさわやかな風に揺れています。木はこの時期になると自然に花を咲かせ、冬になると葉が落ち、また春に花を咲かす準備をします。私がこの木にしてあげられることは毎年きれいな花を咲かせてね、とお願いすることぐらいおです。自分の力で育ちゆく子どもたちの姿とだぶります。

 戦争しなくてもよい国づくりのために「憲法を人生に生かそう」と呼びかけます。自分の人生と重ねて憲法を考えてみませんか。(いけぞえもと)

次のページ>>




トップページに戻る

Smart Renewal History by The Room