(『交響曲第1番』作曲者)佐村河内 守(さむらごうち まもる)

 1963年、“被爆2世”として、広島に生まれる。4歳からピアノをはじめ、5歳で(マリンバのためのソナチネ<無の弾劾>)を作曲、音楽の知識や作曲法を独学で学ぶ。99年に作曲したゲームソフト「鬼武者」の音楽(交響組曲『ライジング・サン』)が世界で高く評価され、一躍注目を集める。作家・五木寛之は、自身が出演したドキュメンタリー番組『五木寛之 21世紀・仏教への旅』で音楽を担当した彼を「もし現代に天才と呼べる芸術家がいるとすれば、その一人はまちがいなく佐村河内守さんだろう」と言っている。代表作にテレビ音楽『山河憧憬』、映画音楽『秋桜』、ゲーム音楽『バイオハザード』などがある。
 17歳で発症し、35歳で全聾(ろう)となり耳鳴り発作や抑うつ神経症、不安神経症などを病むなかで作曲を続け、次々と作品をうみ出している。未来に生きる子ども達に核兵器のない世界を残すことや、障害のある子ども達との交流を深めている。著書に『交響曲第1番』(講談社)。