千代野ノート
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☆12/15更新☆

第460回 二次使用

 この号の更新時には発刊されていようか?
この夏の終わり一通の封書が届いた。開けてみるとこうだ「『しんぶん赤旗』のシリーズ『私と介護』に登場された方々の記事を一冊の本にしたい」との出版社からの依頼文。もちろんOKの返事をした。
それから約1ヶ月後、OKされた著者一覧が来た。
 
 見てビックリ。
十七氏の中で無名は私ともう一人くらい。他の十五氏は有名な方ばかり。「佐賀のがばいばあちゃん」原作者、お笑いタレント、詩人、小説家、映画監督四氏、「毎日がアルツハイマー」「ペコロスの母に会いに行く」の二氏や祖父が「裸の島」監督でその祖父の介護体験、あと、ノンフィクション作家、精神科医、洋画家、フリーアナウンサーなどと続く。全て、各々の家族の介護体験談。
私など一介の市民なので、巻末の著者紹介では何者かわかるように、「国際ツーリストビューロー勤務」と記してある。ご丁寧なPRだ。

 著名人ばかりなので、何人かの体験をインターネット検索してみた。
それでも妻の介護と仕事の両立は私だけ。それが選定の一因かもしれない。
有名無名は別にして、親の介護、祖父母の介護と、いろんな介護体験の数々。
読者への新年のお年玉になるだろうか。

 新日本出版社、130ページ、1500円、初刷3000部、12月24日発行。

筆者紹介
富田秀信
1996年春、妻の千代野さんは(当時49歳)、急激な不整脈による心臓発作で倒れていた。脳障害をきたし、何日か生死の境をさまよった。「奇跡的」に一命を取リとめたが、意識(記億)障害で失語、記憶の大半を失った。京都の東寺の前に住み、神戸の旅行会社に通う。数多くの市民グループの事務局長をつとめるが、その場に千代野さんの姿がよく見られるようになった。
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