このサイト“「編集だより”でも紹介いただいた、12月6日からのホノルルマラソンツアー。その紹介記事が11月6日付の「朝日新聞」に載ると4件の問い合わせがあった。うち1件は大阪の障害者施設からのバリアフリーの旅についてで、いい意見交換ができた。
さて他の3件(3家族)を、同行するメンバー(ホノルルマラソン体験者)とのミーテングに誘うと、全員(あわせて5人)が来られた。そして全員が、その場でホノルル行きを決めた。ツアー1ヶ月前、一片の記事で決意するとは…。朝日新聞の力はさすが!というべきか
主婦のT・Sさんは、以前から参加したいと思っていたが、周りに体験者がいず諦めかけていたという。そのときに新聞記事を見たとの事。
T・Nさんは、68歳のご主人が軽度のアルツハイマー。健康維持のために山登りをご夫婦でされており、脚力は問題ないが、ご主人の口から出る言葉は意味不詳。わが夫婦と同じで、外出時は2人でしっかり手をつないでいらっしゃる。
ここまでは同じだが、違うのは外でのトイレの介助。わが夫婦の場合、障害者用トイレがない所では、私が妻の手を引き男性トイレへ入る。T・Nさんの場合は、奥さんがご主人の手を引き男性トイレへ入る。男性トイレの入口では周りの男性に障害者とわかるように「お父さん、ちゃんとオシッコするのヨ」と大きめの声をかけるらしい。
もう1組のNさんは、30歳の娘さんがダウン症。京都市左京区の身体障害者スポーツセンターで清掃の仕事をしていらっしゃるという。お母さんの心配は彼女が乗り物好きで、左京区から伏見の自宅までまっすぐに帰宅せず、私鉄などであちこちに立ち寄り、警察などのやっかいになることらしい。
そしてもう一つ。T・NさんとT・Sさんが以前同じ会社に勤めていたということがわかった。会うなり、T・Sさん、「アアッ、TNさんじゃない!エエッ、ホノルル行くの!貴方も新聞見たの!」。2人が勤めていた会社その会社とは、あのノーベル賞・田中耕一さんの所。
|