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移送サービスをはじめたNPO法人(03年12月号)

NPO法人 ゆうりんの家西に走る名神高速道路がすぐ目の前、建物の玄関の南側に望める。東に京阪電車が、西に京都市営地下鉄が南北に走る。そんな交通事情にある京都市伏見区西浦町のビルの一角に、このほど「NPO法人 ゆうりんの家」(田村耕理事長)の新事務所がオープンした。

   「NPO法人 ゆうりんの家」は、障害者の外出支援を主目的として結成した組織で、自らを、<障がい児・者自立・外出支援団体>と位置づけ、リフト付自動車などを利用して、移送サービスを事業化している。

  また、<自立支援ホーム>と名づけたアパートの1室を使って、自立体験ができるサービスも準備している。ホームヘルパー、ガイドヘルパーを派遣する事業も、この夏から始めている。 理事長の田村耕(たがやす)さんは、自らの組織の基本理念に「障害があっても、一人の人間として、自由に生きがいを持って、意義ある人生を歩み続けられるようにしたい」を掲げている。

事務所スペースはごくささやかなものだが、彼らが始めようとしている仕事は、大きな意味を持っているように思われる。障害者自身が事業を始めたこと、自らの障害体験を踏まえて、外出支援という新しい分野を開こうとしていることなどなど、新しい試みの第1歩が踏み出された。(K)


 
 


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