ひゅうまん京都

WEB版 『ひゅうまん京都』

 

 
 
児童デイサービス・パーチェ
*児童デイサービス・パーチェ(5月号)

児童デイサービス・パーチェがはじまった

京都市内に療育を受けるところがほしい」という親や関係者の願いは切実でした。

「障害をもつ子どもたちの保育・療育をよくする会」には、「子どもの障害が判った。 だから、一日でも早く療育を受けさせたい」「家の中で子どもと二人でいても煮つまるばかり」
「保育園に通っているが、発達に弱さがあり療育が必要」などの願いがありながらも、す ぐに通える場がなく、仕方なくあきらめているという親の声がたくさん寄せられていまし た。

 これらの願いに応えるため、社会福祉法人「保健福祉の会」を中心に、関係者が準備を 進め、新たに児童デイサービスを開始することにしました。場所は、北区北野の「らく相 談室」です。

 この事業は、今年4月から始まった支援費制度に対応するものということもあって、「保 護者の利用料負担がある「国からの支援費支給が、その日利用した子どもの人数だけ」な ど、きわめて厳しい運営となります。しかし一方で「選べる」制度となり、保護者のニー ドに応えやすくなった面も持っています。

 5月1日に京都市からの認可を受け、正式にスタートしました。名前は「児童デイサービ ス・パーチェ」。(イタリア語で「平和」の意味) イラク戦争のさなかに準備され、戦争 によって多くの子どもたちの命が奪われたこと、そして子どもたちの笑顔を守るために、 平和を願う気持ちが名前には込められています。  

「パーチェ」がめざしているのは

(1) 発達の心配や障害が疑われる子どもたちの成長や発達が促される療育の場を保障すること
(2) 保護者が一人で悩むことのないように、育児の悩みを共有できる場となること
(3) 仲間の中での育ちあいを大切にし、親や職員は子どもたちから学び、ともに育ちあう場とすること
(4) 医療、福祉、保育、教育などの関係者が連携し、子どもや家族が安心して暮らせる地域づくりをすすめること
 

の4点です。


 まだ歩み始めたばかりです。
みなさまのご協力やご支援をお願いします。(池添素社会 福祉法人「保健福祉の会」理事)

なお、詳細は、075−467−9850まで。


 
 


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