ひゅうまん京都

WEB版 『ひゅうまん京都』

 

 
 
常任委員会から
(05年10月号)


再提出された法案への対応

 餃子の宇都宮で9月23、24の両日開かれた第28回きょうされん全国集会に参加、間もなく百歳を迎えられる秋元波留夫先生の挨拶を感激して聞き、京都に戻って、休む間もなく東京行きでした(同じ日程で平成17年度京都市障害福祉総合展が開かれ当会も出店しました)。
 日本障害者協議会の会議が、再上程される障害者自立支援法案への対応方針を議題に開かれることになり、参加してきました。私が副委員長をしている全国障害者問題研究会の枠での参加でしたが、任務は二つありました。
 一つは自立支援法案が乳幼児にも導入される問題について、障害者団体の理解が今ひとつということもあり、訴えることでした。
 もう一つは地方での動きを中央に反映させることです。この間、東京での大きな集会やパレードは大きな影響力を発揮しましたが、それに負けるとも劣らない、地方での力強い運動の展開がありました。
 京都での活動も紹介しながら、予定されていた10月2日の市民フォーラムについても話してきました。つまり、中央だけの集会ではなく、地方での活動が全国と呼応して連帯の声を上げられるような活動スタイルが、今の応益負担反対の運動には必要ではないかと考えたからです。
 
フォーラムに500人、「応益負担」反対とパレード

 さて、10月2日の「障害者自立支援法案を超えてーわれわれ自身の障害者施策を考えあう市民フォーラム」、まずお天気は晴れ。車椅子参加者が多い中、これは大きな問題ですがクリア。ほとんど参加確認をしない私たちの取り組みは、当日ふたを開けるまでいったい何人来るかさっぱりわからない。事務局では大ヤマを張って4百組の資料作成。当日あっという間になくなり、袋無しで資料を配布してしのぎ、危うく国会議員さんに渡す資料がなくなりそうになりヒヤリ、参加は約五百人。
 40年ほどいろんなことに取り組んできたが、手話通訳21人、要約筆記3人、触手話通訳2人という大規模な通訳体制ははじめて。分科会にもしっかり張り付いていただき、感謝感謝。それにしてもいつもながらに、二人の盲ろう者に通訳される触手話の美しさに見惚れてしまう。
 作業所のお弁当はアジのフライやサラダと楽しいメッセージ付き、まいんど・きょうとの手作り炊き込みご飯と皿うどん、作業所の蒸しまん、コーヒー、ソフトクリームが販売され、普段は会議室がこの日は一転してレストランに。外には自主製品の販売や京障連の新米『農樹』そして書籍の販売も。熱心な署名のお願いにみんなが足を止めました。
 恒例の呼びかけ人会議はオープンな場で、集会に提案するアピールと活動方針の検討。パレード後の交流会は予約の30人ぴったりの参加者、10台の車椅子がレストランに入るととたんにバリアフリーの空間が生まれるから不思議。
 速報記事は8頁、詳細は同封の本紙10月特別号参照。
 (9月の常任委員会出席者、松本・一谷・高山・大山・下岡・中野・羽根田・河野・井上・池添(野谷さんからは翌日、「スミマセーン」と電話があってびっくりしました)。次回常任委員会は10月28日(金)7時から、らく相談室です。

(事務局長・池添素)

 
 


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